Acerca de

生き物
小動物

かっての区内では灌木の葉などで、普通に見られましたが今では見かけません。そこで、荒川水系産を田んぼに移入しました。繁殖を期待してます。住む場所によって体の色が変わります。

亜成体 オタマジャクシから成体になって間もない頃の個体です。

田んぼに荒川水系産のオタマジャクシを多数移入しました。繁殖を期待してます。水辺に限らず、草むらに移動して生活しています。ほとんど鳴かないカエルです。

荒川水系産を田んぼに移入しました。繁殖を期待してます。かって杉並区に田んぼがあった頃は一番多かったカエルです。

ガマガエルの名で親しまれるカエルで、現在でも区内のあちこちで見ることができます。寿命は長く最高10年と言われます。

卵嚢 水生生物の池,田んぼの溜池で、3月には長い卵嚢(らんのう)が見られます。

区内では少なからず見る事ができます。田んぼの松林に面した石垣の隙間などに生息しています。

本州では一番大きくなるヘビです。園内ではまれですが、見かけることができます。

アズ マモグラの通った跡です。公園の西側道路に沿った桜並木の下にありました。農家にとっては、やっかい者ですが、区内では珍しくなってしまいました。
水辺の生物

かっては付近の田んぼの小川や神田川などで見られました。 水生生物池に神田川から少数移入しました。繁殖させて戻したいと願っております。

約10cmに育った個体です。

50年くらい前には区内のあちこちで見られたようですが、今ではおりません。当公園のメダカは当地の水系である荒川水系から少数移入し繁殖させました。今では三つの池で非常にたくさん増えました。ヤゴや水鳥のエサになったりもして、ビオトープ形成の一角を担っています。 そして2006年3月にオープンした、荻窪の「読書の森公園」にも分けることができました。

ハゼの仲間です。正確には何種かに分類されます。 神田川から水生生物池に少数移入しました。2006年5月には浮草に産卵が確認できました。繁殖させて戻したいと願っております。

ハゼの仲間です。 神田川から水生生物池に少数移入しました。 ヨシノボリよりは横幅も広く大きいです。繁殖させて戻したいと願っております。

かっては区内の田んぼの水路や神田川などで見られました。 水生生物池に神田川から少数移入しました。繁殖させて戻したいと願っております。田んぼの土壌改善にも役立ってもらえます。

かっては区内の田んぼの水路や神田川などで見られました。 水生生物池に神田川から少数移入しました。繁殖させ戻したいと願っております。


繁殖力の強い外来種です。水生生物の池に誰かが逃がしたか、鳥が運んだかで、繁殖して困惑しています。このような閉じた生息環境では天敵もなく、大雨の影響もなく、天性の繁殖力で異常増殖し、田に穴を開け水漏れを起こしたり、メダカ、ヤゴを大量に食べてしまうので、定期的な捕獲を続けています。是非、どんな生き物も放すのは止めて戴きたいと願っています。

淡水に住むマキガイです。モノアラガイは右巻きでサカマキガイは左巻きです。大きさはどちらも1cm前後が多く、写真のモノアラガイは大きなものです。田んぼで多く繁殖していて、水の浄化に役立ってもらっています。
野鳥
水辺の野鳥

ガンカモ科 全長 約61cm 春に園内で巣作りが見られます。カラスなどの天敵もいて、子育てもたいへんなようです。

ガンカモ科 全長 約37.5cm 小型のカモです。園内の池や田んぼに冬から春にかけて訪れます。 草の種や葉や茎が主食です。

ガンカモ科 全長 約37.5cm 小型のカモです。♀ (田んぼにて)

ガンカモ科 全長 約37.5cm ♂の羽の色が変わる前です。♀と見分けがつきません。

ガンカモ科 全長 約60cm 野生のマガモとそれを家禽化したアヒルとの交雑交配種です。 珍しく田んぼで見かけました。 (掲載:2012.5)

サギ科 全長 約61cm 小型のサギです。冬の田んぼに降りていました。稲刈り後の田んぼに、水を張っているためイネが芽生えてきていますが、やがて枯れて肥料になります。(冬期灌水不耕起栽培)

サギ科 全長 約61cm 小型のサギです。

サギ科 全長 約58cm いつも首をすぼめていますが、餌を探すときは、長く伸びます。 2月の夜間だけ何日も田んぼに留まってメダカなどを食べている様子でした。

サギ科 全長 約93cm 背面は青みがかった灰色の羽毛で被われ、青鷺の名前が付きました。 大きなサギです。柏の宮公園ではまれにしか見ることがありません。 (掲載:2012.5)

サギ科 全長 約93cm 水元公園にて

カワセミ科 全長 約17cm 園内の池や田んぼで魚をねらう姿を見かけることがあります。

セキレイ科 全長 約20cm 水辺の昆虫などを探しているところを見かけます。セキレイの仲間は長い尾を上下に振るので、すぐそれとわかります。 (画像追加:2012.5)

セキレイ科 全長 約20cm

セキレイ科 全長 約21cm 水辺の昆虫などを探しているところを見かけます。
木の上の野鳥

タカ科 全長 雄50cm 雌58.5cm 近年都市部にも増えているようで、柏の宮公園にも冬期に たまにやってきます。猛禽が来るとハシブトガラスが集団で 騒ぎ、追い出しに掛かりますので知ることができます。 特徴として眉にあたる部分に白く長い班があります。 (掲載:2012.5)

タカ科 全長 約54cm オオタカなどと同じく柏の宮公園にも冬期にたまにやってきます。 ♂の背は褐色、♀は全体的に黒褐色です。(掲載:2012.5)

タカ科 全長 約62cm 2012年の冬に公園の上空を舞うのを初めて観察できました。 尾羽の開きは扇形でなく、ヘラ形が特徴です。 (掲載:2012.5)

タカ科 全長 約28cm オオタカなどと同じく柏の宮公園にも冬期にたまにやって来るタカの仲間ですが、ひときわ小さいです。 背中は濃い青灰色、腹面は白にオレンジ色がかっています。 (掲載:2012.5)

ハト科 全長 約33cm 野性のハトです。翼の赤褐色のうろこ模様が特徴です。梢でデデ、ポッポーと寂しげに鳴くのを聞きます。

ハト科 全長 約30~35cm 古くから伝書鳩や愛玩用に飼われ野生化しました。 羽の色.模様の変化は多彩です。 (掲載:2012.5)

キツツキ科 全長 約15cm キツツキの仲間で大木に丸い穴を開けて巣を作ります。 秋冬には「ギー、ギー」と低い声を立てながら木の枝を渡り歩いて昆虫などを探している姿を見かけます。

ヒヨドリ科 全長 約28cm 公園には秋に多くやって来て、群れてピーヨ、ピーヨなどと騒がしく鳴きながら、果実や種子を食べています。

モズ科 全長 約20cm 百舌の名は他の野鳥のさえずりを真似るのがうまいからだと言われ、 はやにえでも有名です。 ♂は目の周りが黒く、つばさの地は灰色です。

モズ科 全長 約20cm 頭は茶色で、体全体も薄い茶褐色です。

ウグイス科 全長 約15cm 越冬に山地から降りてきたものを見かけます。三月には「ホーホケキョ」とうまく鳴いています。

ツグミ科 全長 約24cm 冬鳥です。林の中の地上に降りて、落葉をかき分けて昆虫などを食べています。

ツグミ科 全長 約23.5cm 胸から側面が赤橙色です。秋冬に平地に下りてくるようです。 シデの樹上で見つけましたが、多くはありません。

ツグミ科 全長 約24cm 冬期にシベリア方面から渡ってきます。園内で素早く歩いているのを、わりと見かけることが できます。

ヒタキ科 全長 約13.5cm 冬期の東南アジアからの帰り途中に立ち寄ったようです。姿も綺麗ですが、さえずりも変化に富み美しい鳴き声です。 (掲載:2012.5)
昆虫
柏の宮公園は、多くの種類のトンボ、チョウ、バッタやカナヘビなどがやって来て、生物が自然な状態で生息するビオトープとなっています。昆虫たちの育つ草木を大事にしたり、外来の草を刈ったり、ヤゴ(トンボの幼虫)が育ちやすいように増えすぎた藻を取ったりと環境を維持しています。
アゲハチョウ・シロチョウ


出現期:4月~11月(蛹越冬) おなじみの蝶です。ツツジやヤブカラシなど多くの花を訪れます。キアゲハと似ていますが、翅全体に薄黄色の筋があり、見比べると違いがわかります。 幼虫はミカンやサンショウの葉を食べて育ちます。

出現期:4月~10月(蛹越冬) アゲハチョウに似てますが、違いは黄色みがやや強く、前翅(はね)の付け根が黒く大きな三角形になっている等があります。田んぼの溜池にあるセリで幼虫が育っています。周辺に畑があった頃はニンジンの害虫でしたが、今ではめったに見る事がありません。他にもパセリ、ミツバ等で育ちます。

キアゲハ♀ ♀の翅は淡い黄色です。

大きく育った幼虫

出現期:5月~11月(蛹越冬) 大きな木々の近くで見かけることの多いアゲハ蝶です。ツツジやヤブカラシなど多くの花にも訪れます。当公園では日本庭園の竹林の通路を行き来してます。♂は後翅の表前縁に長楕円形の白い紋があります。♀はそれが無く、後翅の表にも赤紋が少しあります。幼虫はミカンやサンショウの葉を食べて育ちます。

出現期:5月~10月(蛹越冬) 開張:110mm~140mm 暖かい地方に多く区内ではごく珍しいアゲハチョウです。2011年園内のカラスザンショウに産卵に来ていたところを観察しました。 ミカンやサンショウ類などで育ちます。 (掲載:2012.1)

出現期:5月~10月(蛹越冬) 開張:110mm~125mm 尾が無く♀は後翅に大きな白紋があるのが特徴です。 南方系の蝶ですが、近年関東地方にも住みついています。当公園でもたまに見かけましたが、2010年に♂の写真が花壇で撮れました。 (掲載:2011.1)

♀ ♀の後翅には大きな白い紋があります。 ナガサキ~の名はシーボルトがこの蝶を長崎で初めて見たのに因んで付けられました。 (写真追加:2012.1) (下高井戸3丁目にて)

出現期:4月~10月(蛹越冬) クロアゲハに似ていますが、良く見ると翅の色は濃い緑色です。区内では珍しく公園内でもめったにみかけません。この写真は開園前に撮れた貴重な一枚です。幼虫の食樹はコクサギが一般的ですが、この辺りではサンショウで育っていると思われます。

田んぼのヒガンバナを訪れた♀ (写真追加:2011.1)

出現期:5月~9月(蛹越冬) クロアゲハに似ていますが、腹部他に赤い色があります。区内では、増えてきたアゲハチョウです。♀の翅は淡いカーキ色です。ジャコウの名はつかむと麝香の香りがすることからです。幼虫はウマノスズクサ(ツル植物)を食べます。

出現期:4~10月(蛹越冬) 活発に飛び交うおなじみのアゲハチョウです。この写真は茶室の近くのクスノキに産卵に来ている♀です。2mほどのクスノキですが幼虫が育っていました。

出現期:3月~11月(蛹越冬) 昔はキャベツ畑でおなじみの蝶でした。そこで今は、野草ではナズナやイヌガラシ、家庭のアブラナ(ナノハナ)、コマツナなどで育っているのかもしれません。年に4~5回羽化します。

出現期:3月~11月(蛹越冬) モンシロチョウに良く似ていますが、黒いすじが目立つのと、後翅裏の基部に黄色い点があることで見分けます。多摩地区などでは普通ですが、区内では近年多くは見かけません。 写真:和田堀公園にて
シジミチョウ

出現期:4月~11月(主に幼虫越冬) 地上低く飛び回る小さなこの蝶を良く見かけることと思います。♂の翅表は夏型は濃い青で、春と秋型は明るい青です(写真)。♀は濃い灰色か暗い青です。 カタバミで年に5回くらい羽化します 。

写真:ヤマトシジミ(裏面)

出現期:3~10月(幼虫越冬) 区内ではめったに見かけませんが、当公園では良く見ると飛んでいます。あちこちで見かけるヤマトシジミとの違いは、後翅(はね)裏面に赤い紋があり、糸のような細い尾を持っています。この尾からツバメの名前が付いたと思います。幼虫はシロツメクサ等を食べます。

出現期:3月~10月(蛹越冬) ヤマトシジミに似てます。♂の表翅は明るい青です。♀は太く黒っぽい縁取りがあります。長い期間見れますが、区内ではわりと珍しい蝶です。写真は水性生物の池にあるサクラタデの花に来ていた♂です。ヤマトシジミは地面近くを飛ぶことが多いですが、ルリシジミはやや高いところを、すばしこく飛びます。

写真:ルリシジミ(裏面)

出現期:3月~11月(幼虫越冬) 大きさは1円玉くらいです。翅(はね)表も赤くてとてもきれいな蝶です。当公園では幼虫の食べるスイバやギシギシを保護しているので、安定して見られるようになりました。

出現期:6月~11月(主に幼虫越冬) 大きさは1円玉よりちょっと大きいくらいです。区内では秋に増え公園内ではヤマハギ(マメ科)の花の蜜を吸っているのを見かけます。名前のように翅裏に波の模様があります。翅表は♂は明るい青できれいです。♀はくすぶった青です。幼虫はマメ科で育ちます。

出現期:4月~8月(蛹越冬) 開張:35mm内外 区内では僅かな継続的な記録がありますが、当公園では2010年に初めての観察で、「談話室」にJ-ママさんが写真をアップして頂きました。感謝申し上げます。 年二回春型と夏型が発生し裏翅の色合いに変化があります。写真はハギに産卵中ですが、幼虫はマメ科他多くの樹木を食べます。 (掲載:2011.1 撮影:J-ママ様)

出現期:5月~6月(卵越冬) 開張:28mm~35mm 区内では僅かに観察されていましたが、2009年に当公園で初めて観察できました。 幼虫が育つ園内のクヌギ、コナラ、クリなどが繁ったからだと思います。 夕方になると梢の間を活発に飛び回ります。たくさんのこのチョウが飛ぶ姿が見られるようになることを望みます。 (掲載:2009.12)

出現期:5月~8月(卵越冬) 開張:40mm内外 和田堀公園では僅かな継続的な記録がありますが、当公園では2010年に初めて観察できました。 食樹であるクヌギ・コナラが良く育ったので、母蝶が移動したのでしょう。かっての武蔵野のクヌギ林には無数のアカシジミが飛び交っていたと思われます。 これから増えることを期待したいと思います。 (掲載:2011.1)

シジミチョウ科 出現期:6月~7月(卵越冬) 体長:40~45mm クヌギ、コナラ類で育ちます。区内の記録は長年なかったですが、当公園の林が育ち、2015年よりわずかに見られるようになりました。発生は数頭以内と思われますで大事にしたいです。 (掲載:2020.5)

出現期:3月~11月(成虫越冬) 表翅は中央部が明るい紫色で、日が当たると輝きます。♀は前翅の黒い縁取りが大きいです。秋に多くなり日だまりの木々などで見かけます。この写真は田んぼ側から公園に入り坂道を上がる途中の左手の樹木で日を浴びていた3頭のうちの1頭です。

♀ 幼虫は当公園ではクヌギ・コナラで育っています。一般にはカシの木類を好んで食べます。 (写真追加:2009.12)

出現期:4~10月(成虫越冬)開張:約45mm 関東地方のマテバシイの普及に伴い、今世紀になって東京周辺にも定住しました。柏の宮公園にはマテバシイが無いので、見られなかったのですが、成虫越冬前の1頭がやって来ました。 (掲載:2016.4)

近隣の三井の森公園で、日向ぼっこで翅を開いた写真です。暖かい日には冬にも飛び回ります。 多い地域では、常緑樹の厚みのあるしっかりした葉の上で、集団越冬します。 (掲載:2016.4)
タテハチョウ

マダラチョウ亜科 出現期:5~10月(幼虫越冬)開張:約110mm 長距離を渡るチョウとして有名です。2012年にはノジトラノオの吸蜜に、2014年は松林で休息に訪れていました。キジョランなどで育ちますが、区内はひとときの休息地の役割でしょう。その後、太平洋岸を南下すると思われます。 (掲載:2016.4)

テングチョウ亜科 出現期:6~(成虫越冬)~3月 開張:約50mm 里山のチョウで、区内ではめったに見られません。 頭の先(下唇鬚かしんしゅ)が長くテングのようです。 (掲載:2016.4)

2014年には区内でも多く発生しました。2015年にも幼虫がエノキで見つかりました。定住するかもしれません。 (掲載:2016.4)

出現期:5月~10月(幼虫越冬) 未来の森21のコナラ林の樹液を吸ってい ました。区内では多くありませんが、木立の中を滑空しているのを見かけます。春に白っぽい翅の蝶が1度羽化します。そして夏に次の世代が羽化します。幼虫はエノキの葉を食べ、落葉の下で冬を越してから大きく育って蛹になります。

出現期:4~11月(幼虫越冬) 開張:70mm 本来は奄美大島だけに住む蝶です。それが2002年頃に中 国産を神奈川県藤沢市付近に持ち込み放されて増え続け、当公園まで進出して来ました。外国産の生きた昆虫の持ち込みは法律違反であり、広域に繁殖しているということは、生態系の攪乱になりかねない問題です。 幼虫はエノキを食べます。

出現期:3月~12月(成虫越冬) ほぼ年間を通して見られますが、特に秋になると柿など熟した実や樹液などに現れます。真冬でも暖かい日には日だまりで日向ぼっこをしている時があります。幼虫はカナムグラを食べますが、茎に細かい多くのトゲのある草なので嫌がられ、刈り取られますので、最近区内ではこの蝶は減っています。

出現期:ほぼ1年中(冬は暖かい日に飛ぶ) 夏よりも秋に目につきやすく秋の蝶の感じがします。といっても区内では珍しく水性生物の池 の縁のサクラタデで見つけました。花にも来ますが、熟した柿の実などが好きです。幼虫はカラムシの葉を食べますが、巻いて巣のようにしています。冬は成虫で越します。

出現期:5~6月より4世代くらいを経て成虫越冬 モンシロチョウより少し大きいチョウです。草地広場に時々訪れていますが、人の気配で敏捷に飛び立ってしまいます。区 内でもあちこちでわりと頻繁に見かけます。

写真では♂♀の見分けはつきません。 幼虫はヨモギ、ハハコグサなどで育ちます。 写真:草地広場のヒメアカタテハ

出現期:4月~11月(成虫越冬) 秋に多くなりますが、疎林広場の柿の実から降りてきたところの写真です。♂♀は模様の差がなく見分けは困難です。幼虫はホトトギス、サルトリイバラの葉を食べ、園内でも育っています。